新社会人の考え事

1日1つずつ強くなる

戦略的に目標を達成するには?

学校で問題解決のやり方は習わない。それを教えてくれるのが、マッキンゼーで学んだ「世界一優しい 問題解決の授業」である。この本では、問題解決で必須の分解の木が紹介されている。分解の木を使うことで、戦略を決定できるようになる。

分解の木とは、問題や達成したいことがあった時、それを達成するための方法や原因を分解する。例えば、お金を何万円か貯めたいとする。貯めるためには、支出を減らすことと収入を増やすことが考えられる。支出を減らすには、いつも買っている漫画を買わない、いつも行っているコンビニ行かないなど、自分がやっている行動から対策が立てられる。収入を増やすには、メルカリで物を売る。バイトをするなどが考えられる。このように分解を行うことで自分の打てる戦略を浮き彫りにする。

次は、その戦略のどれを行うかを考える。全部は実行することが不可能なので、時間的に実行することができることで絞る。さらに、その中で効果があることを選ぶ。その戦略から仮説の木を作る。例えば、お金を10万円貯めるに戦略として、外出しない、メルカリで物を売り買いする、大学でTAをするという3つ戦略でいくという木を作る。

しかし、それが本当に良い戦略かはわからない。なので、今度はこれを分析する。外出しなくすると、今までお店にいくついでに買っていたものを買わなくなるので、先月の平均から考えて、1ヶ月で3000円浮く、他にも諸々で1万円は浮くな。メルカリで物を売り買いすることで、実際に本を買うよりも半額で買えている。さらに売るときはほぼ同じ値段で買えているので、手数料が引かれて本を買うごとに175円+10%だけがかかっている。1ヶ月で本代に5000円くらいかかってるな。

大学でTAをすると、1ヶ月に2万円くらいもらえる。これらを考慮して、10/2万円-(今までのお店の支出-1万円+5000円)=10ヶ月。よって、この戦略では、おおよそ10ヶ月かかることがわかる。計算の結果10ヶ月では遅いので、さらに、Amazonで衝動買いしないように購入するときはギフト券で購入するようにすると、衝動買いを減らせる。+服を衝動買いしないように同じものを買うことで、衝動買いを減らす。こうしてみると、衝動買いをし過ぎているので、その対策が効果的なことがわかった。

このように分析することで、本当に効果的な戦略がなんなのかが浮き彫りになり、効果的に目標を達成できる。

皆さんの1助となれば幸いである。

参考文献

世界一優しい 問題解決の授業