新社会人の考え事

1日1つずつ強くなる

はじめは自分の考えを捨てること

本を読んでいるといろんな人の考えが出てくる。その人は、その分野で一流の人である。しかし、自分はその人の意見を完全に受け入れることが難しい。人間は自己流でやりたいという欲求があるのかもしれない。自己流でやってしまうと後々悪い癖がついてしまう。なので、そうするのではなく、その人が身につけてきた考え方に従った方が正しい確率が高い。もっというと科学のような長期的に効果があると言われていることを信じるようにしていくことが最も正しいことに近づくことができると思う。はじめは自分を信じるのではなく、その分野に入り込んでみる。そうして、基本を身につけた後に、自分の道が見えてくる。基本の道はほとんどの分野では、みんな同じ道を辿る事になると思う。その分野の知識コミュニティに従おう。

データの中で生きるということ

最近は、ずっと映像を見て過ごしている。映像を見ているとふと思うのが、ほとんどの体験をデータの中で消費していることに対する違和感である。人間はリアルな世界で生きている。しかし、想像力があるので、映像でもリアルと区別をせずに(できずに)体験することができる。映像の中にいる時に感じる違和感は、リアルな世界に生きなければならないという人間の本能とリアルを充実させるべきであるという社会的な価値観があると思う。これからの社会は、リアルなつながりが減っていき、データの中で生きることになる。その時に、これらの感情とどうやって折り合いをつけていくのかを考えていかなければならない。まずは、データの中で生きることを受け入れることから始めるべきである。これは、もう戻ることができない楔だから。しかし、リアルな時間も意図的に確保するべきである。結局はリアルな世界で生きているわけであって、人間の根本は変えることはできない。自分なりにデータとリアルのバランスを整えることが重要だと思う今日この頃です。

なぜひろゆきに傾倒するのか?

現在は、能力主義社会である。能力がある人が正義であり、高い給料を得ることができる。能力は、努力によって決まる。だから能力主義社会が最も平等な社会である。本当にそうだろうか?

一般の人たちはスポーツ選手にはなれない。体格などの才能に恵まれないからだ。それは、見るからに明らかである。しかし、知能などの目に見えない部分もなぜ才能だとは言えないのだろうか?知能は鍛えれば伸びる。確かにそうだが、体格も鍛えれば伸びるが、元々の身長や筋肉質かどうかによってかなりの部分が左右される。なので、能力は、努力だけで決まるわけではない。その人の元々もつ才能があり、そこに努力が加わることにより、能力となる。さらに、才能だけではなく、環境も重要な要因である。お金持ちの家に生まれたか。初めから練習できるような環境や教えてくれる人が周りにいたのかどうか。残念なことに、努力できるかの遺伝子があるという。ということは、能力というのは、才能、環境、努力できる遺伝子によって決まるということである。なので、その人のもつ能力というのはほとんど運に左右されたものである。

では、自分たちにできることは何かあるのだろうか?ここから、ひろゆきが出てくる。ほとんどの成功者たちは先程の話を認めようとはしない。自分の努力を認めたいからだ。自分のようにやれば、他の人たちの同じようにできると信じているからだ。しかし、ひろゆきは、信じていない。そして、能力を持たない一般の人たちに、そのような社会で生きていく方法を教えてくれる。

まず、人生が楽しいかどうかは主観である。なので、人生を楽しむことは、能力があり評価されることとは関係がない。人生を楽しむことは、能力に左右されず、自分の力でコントロールできることであるという主張が一般の人たちの心をガッチリと掴んだ。お金に左右されないようにしようとも言っている。お金に左右されるということは、自分の能力、つまり運に左右されるということだ。なので、ほとんどお金を使わずにできる娯楽をすることを推奨している。例えば、映画やゲームは今や無料でできるものが大量にある。そう言ったもので楽しめる人こそ、お金に左右されずに、人生を自分でコントロールし、楽しく暮らすことができるということをひろゆきは教えてくれているのではないだろうか。

おすそわける メイドインワリオ

久しぶりにゲームをプレイした。任天堂が出したゲームなので、とりあえず遊んでみた。やって見た結果、何か面白くなかったので、まとめておく。

1. 直感的に遊びづらい

キャラクターによって、攻略がかなり難しいことがあるので、ギャンブル要素が強い。一つのゲームを上手くなろうとした時に、何のキャラを使うかが重要になので、選択肢が多く、そもそも選ぶのが面倒くさい。

2. 世界観がとっつきづらい

そもそもワリオの世界観に入り込むことが難しかった。多分、年齢的なところがあるので、子供っぽいゲームは難しい。馬鹿馬鹿しいことろが売りだと思うが、笑えないゲームが多かった。

3. パーティーゲームをやる場面がない

このゲームは、一人で極めるというよりは、みんなでワイワイやることをメインに作られているが、みんなでこのゲームをプレイする機会がほとんどない。わざわざ集まってこれをやろうとはならない。家族がいて一緒にする時には結構面白いかもしれない。

 

得られた教訓

とりあえず任天堂だからと買わない。自分に合う世界観のゲームでないと、やるきにはならない。少しでも面倒くさいと思うところがあるとやる気が下がってしまう。みんなでわいわいするよりも一人で入り込むことができないと、長続きしない。

自分なんてと思ってしまう

自分なんて価値のない人間だと思ってしまう。なぜそう思ってしまうかというと、そういうメッセージを常に自分に対して与えているからではないか。挑戦し、失敗した時に、自分自身を守るためにダメージを減らそうと考えているからだ。しかし、現代では挑戦しないことが1番のリスクだと言われている。挑戦して、失敗することなんて全く持って問題ない。確かに、失敗した時のリスクヘッジをすることは重要であるが、それは挑戦することとは無関係である。

そもそも人間はどうやって自分の能力を見積もっているのだろうか?正直、自分自身でも自分の能力は未知数すぎてわからないところが多い。しかし、今までの少ない経験の中で判断しようとする。自分の可能性を信じられなくなったら、人生は終わりだ。自分は全く成長せず、このまま死んでいくと考えざるを得ない。なので、自分の可能性を信じるしか道はない。でも、信じることができない。今までの失敗を思い出し、ぐるぐると思い悩み深みにハマっていく。そんなことしても何の意味もないのに。自分を信じるためには、成功体験を積むしかないと言われる。しかし、成功体験を積んだところで、こんな小さい成功意味ねえじゃんとなる。悲観的に考えてしまう。小さい成功を祝福できるようになるしかない。今日は、早く起きれたとか、朝散歩できたとか、当たり前の誰でもできるけど、ちゃんとしないとできないことができた時に自分を認められるようになりたい。

全てを悪いことだと捉える傾向にある。悪いことは確かに存在するけど、全てがそうではない。一部が悪い、確かにそうだ。しかも、それは自分が悪い訳じゃなくて、才能だったり、環境だったりする。そういう運要素が絡んで来るときに、どう自分と向き合えばいいのか?無理なことは無理なのか。分からない。なら、最後までやるしかない。というか、そこまで才能がいることはしていないような気がする。事実は分からない。もし、才能だったとしても、自分自身で変えられるところに目を向けて少しずつ変えていけばいい。そうやって、自分を肯定できるように。

目的から考えるには?

 人間は脳は具体的な事柄が好きだ。だから、ストーリーに惹かれる。しかし、目的から考えなければかなり遠回りしてしまう場面が多々ある。特に、長期的なプロジェクト、研究活動は目的を考えなければ、道を踏み外し、全く意味がなくなってしまう。

 どうやって目的から考えればいいのか?それは、目的を考える経験を積むことだ。そのためには、検索をせずに自分の頭で考えるトレーニングをする。自分が取り組もうとしていることがあれば、なぜそれをしようとしているのかを深く考える。しかし、人間は感情的に考える生き物である。なので、まず感情が思い浮かんだら、その理由を後から考える。そのようにして、自分の考えを深掘りしていく。

 そのやり方は、とりあえず自分の考えを紙に書き出す。なぜそのような考えが浮かんだのか理由を考える。そうすることで、自分がどういう行動原理で動いているのかがわかり、目的を明確にすることができる。そのやり方は色んな本で書かれているが、おすすめは「0秒思考」である。まずは、とにかく頭の中の考えを出してみよう。この行いには終わりがない。自分が本当に納得できるまで続いていく。

 

戦略的に目標を達成するには?

学校で問題解決のやり方は習わない。それを教えてくれるのが、マッキンゼーで学んだ「世界一優しい 問題解決の授業」である。この本では、問題解決で必須の分解の木が紹介されている。分解の木を使うことで、戦略を決定できるようになる。

分解の木とは、問題や達成したいことがあった時、それを達成するための方法や原因を分解する。例えば、お金を何万円か貯めたいとする。貯めるためには、支出を減らすことと収入を増やすことが考えられる。支出を減らすには、いつも買っている漫画を買わない、いつも行っているコンビニ行かないなど、自分がやっている行動から対策が立てられる。収入を増やすには、メルカリで物を売る。バイトをするなどが考えられる。このように分解を行うことで自分の打てる戦略を浮き彫りにする。

次は、その戦略のどれを行うかを考える。全部は実行することが不可能なので、時間的に実行することができることで絞る。さらに、その中で効果があることを選ぶ。その戦略から仮説の木を作る。例えば、お金を10万円貯めるに戦略として、外出しない、メルカリで物を売り買いする、大学でTAをするという3つ戦略でいくという木を作る。

しかし、それが本当に良い戦略かはわからない。なので、今度はこれを分析する。外出しなくすると、今までお店にいくついでに買っていたものを買わなくなるので、先月の平均から考えて、1ヶ月で3000円浮く、他にも諸々で1万円は浮くな。メルカリで物を売り買いすることで、実際に本を買うよりも半額で買えている。さらに売るときはほぼ同じ値段で買えているので、手数料が引かれて本を買うごとに175円+10%だけがかかっている。1ヶ月で本代に5000円くらいかかってるな。

大学でTAをすると、1ヶ月に2万円くらいもらえる。これらを考慮して、10/2万円-(今までのお店の支出-1万円+5000円)=10ヶ月。よって、この戦略では、おおよそ10ヶ月かかることがわかる。計算の結果10ヶ月では遅いので、さらに、Amazonで衝動買いしないように購入するときはギフト券で購入するようにすると、衝動買いを減らせる。+服を衝動買いしないように同じものを買うことで、衝動買いを減らす。こうしてみると、衝動買いをし過ぎているので、その対策が効果的なことがわかった。

このように分析することで、本当に効果的な戦略がなんなのかが浮き彫りになり、効果的に目標を達成できる。

皆さんの1助となれば幸いである。

参考文献

世界一優しい 問題解決の授業